「EnjinCraft」ブロックチェーン上で展開される MineCraft

 

MineCraft」とえば PC はもちろん数多くのデバイスでプレイされている大人気タイトルです。

その MineCraft に Enjin というプロジェクトがブロックチェーン技術を導入した独自のサーバーである「EnjinCraft」を公開し、クローズドβテストを開始しました。

今回は非常に興味深い EnjinCraft についてお伝えしていきたいと思います。

 

EnjinCraft とは

まずは Enjin が公開しているテストサーバーの映像をご覧ください。

お城や城下町、一面に広がる畑や所々に設置されているアスレチック施設など、テストサーバーとはいえ MineCraft のシステムを利用したゲームを楽しめるコンテンツが用意されています。

Enjincraft は Minecraft のサーバーを Enjin のブロックチェーンと統合することによってブロックチェーン上で Minecraft をプレイすることができるのです。

 

EnjinCraft でできること

通常の Minecraft でもアイテムの取引をすることが可能です。

しかし、それはあくまでゲームの中での話です、例を上げるとゲーム内の村人とのアイテム交換ですね。

そこでゲーム内の通貨が生まれる訳ではありませんし、アイテムのやり取りで手に入るのはやはりゲーム内のアイテムです。

EnjinCraft は統合されたサーバーでゲームをプレイして、アイテムを作成することでそのアイテムを実際に売買することが可能です。

EnjinCraft で利用されるアイテムは Enjin のトークンでもある「ERC1155」が活用されますので、アセットマーケットなどを活用し、仮想通貨での売買が可能になります。

ですのでゲーム内で作成、獲得したアイテムが資産に変わる可能性があり、dappsゲームの特徴である遊びながら収入を得るという事が Minecraft の世界でできるようになるということです。

 

この動画ではミニゲームをクリアして獲得したアイテムを自分のウォレットに移す方法を説明しているようです。

 

この動画では実際にブロックチェーン上でアセットの取引をしている様子を説明しています。

ゲームアイテムのクロスオーバーも可能

EnjinCraft の最大の特徴はゲーム内で作成されたアイテムが他のゲームでも使用することが可能ということです。

実際に EnjinCraft で 作成されたアイテムは Forgotton Artifacts というゲームで使用することが可能になっています。

この画像では EnjinCraft(Minecraft) 内で作成できる木の剣が Forgotton Artifacts 内で装備されていますね。

このように1つのゲームで作成したアイテムがその他のゲームに活用できると、話題性も高く dappsゲームユーザーの活性化も見込めますので非常に画期的な技術だと思います。

Enjin はこのクロスオーバーという技術に力を注いでいるので、今後も色々なゲームを通して EnjinCraft 内のアイテムが使用できるようになるのではないでしょうか。

EnjinCraft だけでは需要がなかったアイテムも他のゲームとクロスオーバーすることにより、需要が増えて高値で取引されることも予想されます。

そうなると EnjinCraft 内でのアイテムの作成や売買も活発になりますので、非常に楽しみです。

 


既存のゲームに対してブロックチェーンの技術を組み込み、ゲーム内のアイテムをアセットとして販売できるようにするのは非常に素晴らしい技術であり、1ゲーマーとしてはずっと待ち望んでいたものになります。

プロゲーマーとは違った形でゲームをやりながらお金を稼ぐことができる、しかもやればやるだけ稼げる可能性が高くなる。なんてとても夢のあるお話ですね。

 

MineCraftは今や1億人以上のユーザーがプレイしているゲームですので、これを機会に EnjinCraft を通して dappsゲームや仮想通貨、ブロックチェーン技術に興味を持つ人が増えたらいいなと思います。

以上、EnjinCraft についてお伝えさせて頂きました。